故障かなと思ったら:クレーン付トラック

症状 調べるところ・対処の仕方
クレーン操作が出来ない
  • PTO のレバーをストロークエンドまで一杯に引いていますか? 入りにくい場合はクラッチペダルを踏み直してください。
  • AT 車はP かN レンジで、PTO スイッチをON に入れてください。
運転中警報音が鳴る
  • アウトリガーのロックピンが確実にロックされていますか?
  • ブームは正しく格納されていますか?
ラジコンの電源が入らない
  • 電池の容量はありますか? 無い場合は電池を新しい物に交換してください。
    ※スピードコントロールレバーを、引いた状態で電源を入れると入らないので注意してください。
ラジコン操作時 アクセルが吹けない
  • 微操作モードに入っていませんか?
受信機から「ピーピーピー」と音がしてクレーンの作動が停止する
  • 受信機のケーブルやアンテナが傷んでいませんか?
  • 窪んだ場所で作業していませんか?
  • 送信機と受信機の間に金網や金属扉、塀がありませんか?
  • ノイズの多い場所で作業していませんか?
サイドブレーキを解除するとブザーが鳴る
  • アウトリガー、ブームを正しく格納しましたか?

どうしても直らない場合は、出庫した営業所に機械名と管理番号(R-○○○○○)をお知らせください。

取扱注意事項

  • 冬期時( 作動油温度10℃以下) は作動油粘度が高く、高速、高圧運転を繰り返し行うと、ポンプの性能低下が早くなります。 作動油が少し暖まるまで、PTO を「入」にしてエンジン低速回転で荷を吊らないでカーゴクレーン操作をして暖機運転する。
  • つり荷を地切りさせたら一旦止めて、安全を確かめた上で作業を続ける。
  • 急激なレバー操作は周囲の作業へ危害を及ばすばかりでなく、カーゴクレーンの安定も損ない、転倒することもあります。特に起伏、旋回操作はゆっくりと操作する。
  • アウトリガーの設置場所は水平堅土を選び、なるべく軟弱地は避ける。やむを得ないときは敷板などを使用してジャッキが地面の中に沈まないように養生する。
  • 荷をつり上げての移動は厳禁。 カーゴクレーンは荷をつって移動できる構造にはなっていません。
  • 荷の引込み作業( 横引き、縦引き、斜引き) は厳禁。 カーゴクレーンに過大な負荷が加わるばかりでなく、大変危険です。
  • 悪天候時は作業を中止する。 強風(10 分間の平均風速が10m/s 以上の風)、雷、雨などのため危険が予想されるときは、クレーン作業は行わない。
  • 無理なクレーン作業は事故のもとです。 定格総荷重を厳守し、オーバロードは絶対にしないこと。
  • 頭上の障害物などにも十分注意する。 つり荷ばかりに気を取られず、送配電線や頭上の障害物などにも十分注意する。